ワカサギ用電動リールの自作方法をご紹介します
私は愛知県在住の釣り人ですので、冬はよく入鹿池にワカサギ釣りに行っています。
愛知県って、海釣りのポイントが結構微妙なんです。内海ですので、青物が回ってくる事もほぼ無いですし。渥美半島のサーフではたまに釣れますが・・・
しかし、ことワカサギ釣りに関しては、全国的にも有名な入鹿池があります。関西方面からも結構釣り人が来るようで、地元民としては非常にうれしいです。
入鹿池の事も別記事で記載していますので、よければご覧ください。
入鹿池のポイント紹介はこちらから。
入鹿池のボート屋さんの一覧はこちらです。
さて、そんなワカサギ釣りですが、電動リールで釣りをする方が増えているようです。
しかし、電動リールは高いです。シマノ製のワカサギ用電動リールで1万円越えですね。
「高いなら自作するしかない」ということで、今回自作することにしました。
自作されている方も意外と多いようで、今回他の方のサイトも参考にさせて頂きました。
ワカサギ用電動リールの材料
電動リールの本体部分
- アルミ板:2mm(厚み)×1cm(幅)と2mm(厚み)×1.5cm(幅)
- スペーサー:5mm(内径)×3.5cm(長さ)
- 100均ネオジウム磁石(一番小さいの)
- プラスチックナット:M3
- 超低頭小ネジ:M3×1cm(長さ)
- ボルト:M3×4cm(長さ)
- ナット:M3
- フクロナット:M3
- 100均電動消しゴム
- 滑り止め用ゴム
電動リールのスプール部分
- ミシン用のボビン
- ベアリング(SSMR63ZZ):3mm(内径)×6mm(外径)×2.5mm(幅)
- ゴムワッシャー:M8(内径)×1.8cm(外径)
※各パーツは、ステンレスでそろえた方がいいです。淡水での使用ですが、メッキ系は錆びます。
ワカサギ用電動リールの自作方法
ベース部分を作成
アルミ板(1.5cm)を11cmの長さに切断します。
それを、7.5cmのところで垂直に折り曲げます。
各パーツを取り付ける為の穴をあけます。今回ボルト類が3mmの為、3mmの穴をドリルで開けます。写真の一番上の大きな穴は、糸を出す穴で6mmです。
開ける位置は、上の写真の後ろから1.3cm・2.5cm・5cmの所と、折り曲げた側の1cm、2cmの所です。
ベースがアルミの為、穴あけも簡単です。
竿受け用のパーツを作成
竿受けには5mmのスペーサーを使用します。
本体に取り付ける為に、プラスチックナットの角をやすりで削りスペーサー内に押し込む。
超低頭ボルトでベースに固定します。
因みに、ワカサギ用の穂先も自作出来ますよ。
足を作成
アルミ板(1cm)を7cmの長さに切断します。
左側から、1cm・3.5cm・6cmの個所に3mmの穴を開けます。
4cmのボルトとナットを使用して足を作ります。今回足は2cmで固定しました。
スプールを固定する為のパーツを作成
アルミ板(1cm)を3cmの長さに切断します。右から5mmの個所に3mmの穴を開けます。
左側にネオジウム磁石を瞬間接着剤で取り付けます。それを上で作成した足に取り付けます。上側のナットは1つだと緩むので、2つ付けるといい感じに固定できます。
動力部を作成
電動ワカサギ用リールの動力部は、100均の電動字消しを使用します。モーターとケースで100円ですのでコスパが良すぎます。自作されている方も、ほとんどこれを使用しているようです。
頭の部分は、必要ないのでノコギリで落とします。そして代わりに軸受け用のゴムを装着します。
本体取り付け用の穴を背面に開けます。場所は好みで問題ありません。今回は、前側から1.25cm、2.5cmの所に3mmの穴を開けています。一番前の穴は足とスプールを固定する穴になります。
本体に超低頭ネジで固定します。超低頭ネジでないとふたが閉まらなくなりますので、必ず超低頭ネジを取り付けて下さい。
スプールを作成
今回スプールに使用したベアリングは、日本精工(NSK)の「SSMR63ZZ」を使用しました。
それをスチール製のボビンに取り付けます。若干ベアリングとボビンに隙間があるので、粘度のある瞬間接着剤で取り付けます。上下に2つ取り付けて完成です。
今回制作はしませんでしたが、スプールに棚止めを付ける事も可能です。入鹿池でのワカサギ釣りに、棚止めの必要性を感じないので今回作成はしていません。
ベアリングは、既成のワカサギ用電動リールだとシールド有りのタイプを使用しています。今回はやすくあげる為にシールドなしですが、シールドありのベアリングの方が錆びには強いかと思います。
この辺は好みでいいかと思います。
全てのパーツを組み立てる
全てのパーツを組み合わせます。スプール固定用のパーツ(ネオジウム磁石)の高さは調整して下さい。スプールに近すぎても遠すぎても巻き上げ出来ません。
リールの後ろにあるヨリモドシは、竿落とし防止用のコードを繋ぐ為のものです。
スプールのON、OFFはネオジウム磁石のパーツで行います。ネオジウム磁石をスプールの下に入れる事で糸の巻き上げを行い、磁石をスプールの下から外すことで糸の放出を行います。
ワカサギ用電動リールの自作費用
各パーツもバラ売りでの購入が出来ない為、2機目3機目と制作可能です。
1機あたりに換算すると、2000円弱くらいかと思います。
単価でいえば、ベアリングが一番高いので、ここをいかに安くあげるかがポイントになります。
自作ワカサギ用電動リールを実際に使ってみた
実際に愛知県の入鹿池でワカサギ釣りに行ってきました。今回自作した電動リール使用しましたが、特段問題なく使用する事が出来ました。
最高3連でワカサギが釣れましたが、巻き取りのパワーも問題ありません。
電池の持ち時間ですが、今回使い古しの電池を使用していたので、釣行中に電池交換を行いました。
新品であれば一日は持ちそうです。しかし、念のため代えの電池は持参した方が無難です。
100匹くらいは釣れました。型が小さいですが・・・。
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まとめ
今回は、ワカサギ用の電動リールの自作方法をご案内しました。製作にあたって特別な道具も必要なく簡単に出来ますので、是非自作してみてください。
自作の道具で釣れるとより釣りが好きになりますよ。
他にも、ワカサギ用の穂先やたたき台、針外し等も自作しています。よければこちらの記事もご覧下さい。