キス（シロギス）の釣り方｜初心者でも簡単に釣れるサーフの女王
キス（シロギス）は、サーフ（砂浜）や堤防から手軽に狙える人気の海釣りターゲットです。
「砂浜の女王」とも呼ばれ、透き通った体と美味な白身が魅力的で、シーズンになると波打ち際に群れをなして接岸する為数釣りも楽しめます。
この記事では、キスが釣れる時期・時間帯・ポイントに加え、定番の投げ釣りの方法や初心者にもおすすめの釣り方、そして釣れたキスの簡単で美味しいレシピを3つ紹介します。
キスが釣れる時期と時間帯
ベストシーズン：5月〜10月ごろ。初夏から秋にかけて、全国の砂浜や堤防から狙えます。
時間帯：早朝のマズメが特に好チャンスですが、日中でも潮が動いていればよく釣れます。
キスは群れで回遊しているため、釣れ始めると連続してヒットすることが多く、テンポの良い釣りが楽しめます。
キス釣りの代表的な釣り方
投げ釣り（ちょい投げ〜本格派まで）
最も一般的なキス釣りのスタイルが投げ釣りです。遠投して広く探れるため、広範囲の群れにアプローチできます。
必要な道具：
- 投げ竿（2.7〜4.2m）またはコンパクトロッド
- リール（2500〜4000番）
- ナイロンライン3号前後
- 天秤仕掛け＋キス用針（2〜4本バリ）
- エサ：イシゴカイ、アオイソメなど
釣り方のコツ：キャスト後、仕掛けをゆっくりとズル引きしながらサビくことで、キスが追って食いつきます。アタリがあれば止めてしっかりと食わせてから合わせましょう。
ちょい投げ釣り（初心者におすすめ）
遠投せず、足元〜20m前後を狙う「ちょい投げ」は、初心者やファミリーに最適。堤防や足場の良い砂浜で楽しめます。
シーバスやアオリイカ用のタックルをそのまま使えます。
必要な道具：
- ルアーロッドや万能竿（2.1〜2.7m）
- 小型スピニングリール
- ジェット天秤＋1〜2本針仕掛け
- エサはアオイソメやジャリメ
あまり力を入れずに投げて、ゆっくりとリールで巻いて探るだけでOK。お子様や女性でも扱いやすく、安全に楽しめる釣りです。
探り釣り（手前の波打ち際を狙う）
波打ち際の駆け上がり（カケアガリ）付近にはキスが潜んでいることも多く、軽く投げてその周辺をピンポイントで探るのも有効です。群れが近いときには意外と手前でよく釣れます。
探り釣り（堤防際やテトラポッド際）
キスが釣れる地域に造られた堤防からもキスは狙えます。
フルキャストして広く探るのも良いですが、意外と岸壁やテトラポッドの際にキスはいます。ここで釣れるキスは型が良い事が多いので積極的に狙ってみてください。
キス釣りのポイントと注意点
- 水深の変化やカケアガリを狙うのがコツ
- 釣れない時は場所を少しずつ移動して群れを探す
- キスは口が柔らかいので、アワセは優しく
- 熱中症対策と日焼け対策を忘れずに
釣ったキスのおすすめレシピ3選
キスは白身でクセがなく、どんな料理にも合う万能魚で、なかでも定番の天ぷらは絶品です。ここでは、家庭でも簡単に作れる3つのレシピを紹介します。
キスの天ぷら（王道）
材料：
- キス（小〜中型）5〜6尾
- 天ぷら粉、水、油
- 薬味：大根おろし、天つゆ
作り方：
- ウロコと内臓を取り、背開きにして水気を取る。
- 衣をつけて180度の油でカラッと揚げる。
- 大根おろしと天つゆでどうぞ。
キスの塩焼き（素材の味を活かす）
材料：
- キス（中〜大きめ）2〜3尾
- 塩、レモン、酒少々
作り方：
- キスを下処理し、表面に塩を振る。
- グリルやフライパンで焼く（片面5〜6分）。
- レモンを添えて完成。
キスの南蛮漬け（作り置きにも）
材料：
- 小型のキス 8〜10尾
- にんじん、玉ねぎ、ピーマンなど
- 酢、砂糖、しょうゆ、水
作り方：
- キスを素揚げする。
- 野菜をスライスし、南蛮酢に漬けておく。
- 揚げたキスを熱いうちに漬けダレへ。
まとめ｜キス釣りは気軽で美味しい、海釣り入門に最適！
キス釣りは初心者でも楽しめるうえ、数釣りも可能でファミリーフィッシングにもピッタリです。きれいな海辺で釣ったキスは、料理しても格別の味わいです。
天ぷらや塩焼き、南蛮漬けなど多彩な料理で楽しめるので、ぜひ今シーズン、キス釣りにチャレンジしてみてください！